議員個人に給料(歳費)として
支払われる金額は、
ボーナス(期末手当)をふくめ、
年間約二千四百万円。
ほかに、
文書通信交通滞在費の名目で
非課税の金がこれまた
年間一千二百万円。
これだけでも
「えっ、そんなに個人でもらうの?」
国民には驚きであろうが、
まだまだ、こんなのは序の口だ。
議員の懐には直接入らないが、
立法事務費の名目で議員一人当たり、
年間約八百万の金が政党など各会派へ。
JRや私鉄や飛行機などをふくめ、
交通費に関しても自腹を痛めなくてすむ
パスや無料チケットなど。
秘書も国の費用で三人雇えるし、
議員会館内の個人事務所も、
家賃や電話代など個人負担しなくてすむから、
これも国民の税金だ。
「そのほかに、
黒塗りの車もある。
海外視察の特権もある。
数え上げたらキリがないぞ」と
内情をよく知る新聞記者に指摘されたが、
国会議員一人あたりにどれだけの
直接的コストが費やされているかを
ざっと計算してみた結果は、
年間軽く一億円を超える。
「国会議員、人とお金のお作法」
国会議員を目指した私は、
国会や、政治に関しての
基礎知識を学び直しているが、
国会議員の働き方や出版している本を
合わせて読むと非常に面白い。